卒業する生徒へのメッセージ、先生としてふさわしい喜ばれる一言を贈りたい!
生徒の卒業は、先生にとっても学校生活の集大成となる一大行事ですよね。
卒業祝いのメッセージを贈る時のポイントは、お祝いの気持ちと生徒の将来への期待を、先生自身の言葉で伝えることです。
一言で卒業メッセージと言っても、どんな場面で贈る言葉なのか、生徒と先生の関係性などで様々なバリエーションが考えられます。
美辞麗句でなくとも、先生から生徒個人に贈る一言が1番嬉しいもの。
生徒の門出を、先生からの前向きな言葉でお祝いするメッセージを贈るお手伝いができれば幸いです。
日頃から心に残った言葉や印象的な言葉を書き留めておくと、様々な場面で活用できますよね。
筆者が全国各地の偉人の資料館約800館を、12年もの歳月をかけて旅する中で編んだ偉人の名言集です。
偉人の名言が生まれるに至った背景まで詳しく知ることで、より深い感動を誘うメッセージが贈れます。
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卒業メッセージに一言添えたい先生から生徒へ贈る言葉
卒業メッセージを贈る時は、名言や四字熟語を引用したとしても、先生からの言葉を添えると生徒に印象強く響きます。
とは言え、先生自身の中に素敵な言葉のストックがないと、いざという時になかなか思いつかないものです。
この記事の例文集を活用すると、先生自身の言葉でつづられた、生徒に喜ばれる卒業メッセージが作れますよ。
先生自身の言葉を添えれば、かしこまった印象になりがちな著名人の名言や四字熟語の引用も、堅苦しくならずに活用できますね。
生徒に喜ばれる卒業メッセージはこれ!3つの要素
生徒に喜ばれる卒業メッセージを考えているなら、次の3つの要素を盛り込みましょう。
卒業を祝う言葉 | ・まず卒業生にお祝いの気持ちを伝える。 ・必要に応じて、保護者への感謝やねぎらいの言葉を入れるのもよい。 |
学校生活の思い出や 生徒の成長を振り返る言葉 | ・生徒たちが頑張って取り組んだ行事の思い出など、成長が感じられるような振り返りの言葉を。 ・この部分の長短で文章全体の量が調整できるので、必要に応じてふくらませてみても。 |
今後の人生に向けた 励ましや期待 | ・ネガティブな表現は避け、プラスのイメージの言葉でつづるよう、心がける。 ・あまり長すぎると、説教臭く感じてしまうので手短に。 |
この3つの文章をつなげると、先生が贈る素敵な卒業メッセージが完成します。
先生としての立場上、教訓や改善点などを一言入れたくなりますが、お祝いメッセージでは控え、前向きな言葉を短くシンプルに伝えることが重要です。
先に挙げた3要素を盛り込むと、ある程度のボリュームの文章ができるので、先生からクラス全体に呼びかけるスピーチや、学級だよりに載せる文章にも適していますよ。
次からは、卒業生の年齢に応じたメッセージ例を詳しく紹介していきます。
【小学生向けメッセージ】中学校生活への希望を込めて
小学校から中学校への進学は、生徒にとっても大人への階段に足をかけたように感じるもの。
小学校6年間で大きく成長したことを認め、気づかせてあげるとよいでしょう。
6年◯組のみなさん、ご卒業おめでとうございます。
大きなランドセルを背負って、登校するだけでも大変だった頃からもう6年も時が経ちました。
今では〇〇小学校を引っ張っていく立派なリーダーに成長しましたね。
運動会でのリレーで、みんなが一丸となってクラス優勝をつかんだ瞬間は、今思い出しても涙があふれそうです。
目標に向かってやり抜く◯組のみんなは、先生の自慢の生徒たちです。
4月からはいよいよ中学生になるみなさん。
今後の成長をそばで見守れないのはとても寂しいです。
でも、小学校の6年間でこんなに成長してきた◯組のみんななら、中学校でも色々な場面で活躍できると先生は信じています。
改めて、本日はご卒業おめでとうございます。
中学校では小学校とはがらっと異なる点も多く、進学に不安を感じている生徒も多くいます。
「定期テストも始まり、勉強が大変ですが、部活とも両立できるよう頑張ってください」などは、励ますつもりの一言で萎縮してしまう生徒もいます。
素直に中学進学が楽しみだと思えるような、希望を持てる話題を選ぶとよいでしょう。
【中学生向けメッセージ】自己肯定感が高まるように
中学校生活は勉学や部活、高校受験などを通じて成績の上下や競争にさらされ、疲弊している生徒もいます。
中学生活を頑張ってきたと生徒自身が認められるよう、自己肯定感が高まるような一言を添えるとよいでしょう。
◯年度卒業のみなさん、おめでとうございます。
中学校の3年間は今振り返ってみると、◯組のみんなにとってもあっという間だったのではと思います。
勉学や部活動で実感している人も多いでしょうが、短い期間で成果を出すのはとても難しいものです。
ただ一方で、ひとつのことに打ち込み、頑張ってきた過程を1番知っているのは自分自身です。
そして、声をかけなくとも、努力する姿をそっと見守ってくれている人が必ずいます。
私もみんなそれぞれの頑張っている姿に励まされてきた1人ですし、家族や友人もそうだと思います。
あなたの頑張りは誰かを勇気づけ、あなたもまた誰かが努力する姿を見守り、その姿に励まされるでしょう。
ここからそれぞれの道へ旅立つ◯組のみんなへ、先生からのお祝いの言葉といたします。
本日はご卒業おめでとうございます。
「遅刻の多かった◯組も、立派に卒業の日を迎えられて安心しています」など、うけ狙いでけなすような言葉は厳禁です。
素直なプラスイメージの言葉で、卒業シーンを彩るつもりのメッセージを心がけましょう。
【高校生向けメッセージ】それぞれの進路を尊重しよう
卒業後は大半が高校へ進学する中学生とは異なり、高校から先の進路は本当に人それぞれです。
納得いくものか不満が残るものか、それぞれの進路に違いはあっても、生徒が選んだ道を尊重する配慮が必要です。
この度はご卒業おめでとうございます。
既に進路の決まった人も、これからもうひと頑張りする人も、春からはそれぞれの道に歩みだします。
今日は私の座右の銘を、卒業するみなさんへ贈りたいと思います。
「人生はつくるものだ。必然の姿などというものはない。」
これは小説家の坂口安吾の言葉です。
みなさんの人生の主役はみなさん自身です。
誰かの台本に踊らされる人生ではなく、自分で作り出す人生を君たちには歩んでほしいと願っています。
既に成人を迎えた、あるいはまもなく成人を迎えるみなさんは、既に大人として自分で自分の人生を演じる舞台に立っています。
自分で人生を切り開いていく、作り出していく中での楽しみを見つけていって欲しいと願っています。
これからの人生に幸あれと願って、担任を務めた私からのはなむけの言葉といたします。
本日はご卒業、おめでとうございます。
多くは大学や専門学校への進学をする中、就職や浪人を選択する場合もあり、生徒によっては希望の進路に進めなかったと、強い劣等感を感じることも。
偉人の名言やことわざなどを引用して、近い将来よりは、これから先の長い人生に思いを馳せるメッセージを贈りましょう。
既に18歳になり、成人の仲間入りをしている生徒も多い中、人生の先輩のアドバイスとして語りかけるのもよい方法です。
卒業メッセージで気をつけたい表現や避けるべき言葉
卒業メッセージには教訓や自慢の側面が強くならないよう注意し、ネガティブな表現や忌み言葉は避けましょう。
先生自身の言葉で表現したいと思うと、形式にとらわれないメッセージを考えたくなるものです。
ただし、避けた方がよい話題や言葉はチェックしておくとよいでしょう。
卒業メッセージで気をつけたい表現は以下のとおりです。
- 教訓や自慢
- 「〇〇しておかないと後々困るぞ」「私の時は〇〇だった」 など
- 名言やことわざ、四字熟語に誤り
- 意味や細かい言い回しを間違えないように。「情けは人の為ならず」など
- 忌み言葉
- 衰える 折れる 終わる 変わる 消える くじける すべる 散る 流れる やめる など
経験からくる教訓は貴重なものですが、あまりに並べ立てるとありがたみも薄れてしまいます。
また、年長者として若い生徒に叱咤激励を与えるつもりでも、聞く側にとっては自慢話を聞かされていると感じることも。
ことわざや著名人の名言を引用してのメッセージは、上手に使えば効果的ですが、意味を間違えていると恥ずかしいもの。
例えば「人に親切にしても、結局その人のためにはならない」と誤用されがちなことわざ「情けは人の為ならず」は本来以下のような意味です。
「情けは人の為ならず」
→人に親切にすることは、その人のためになるばかりでなく、めぐりめぐ
っていつかは自分のところによいこととなって返ってくるものだ。
よく知っている言葉でも、意味や出典を再度よく確認しておきましょう。
卒業式のようなお祝いの場面では使わない方がよいとされる忌み言葉があります。
中学や高校の卒業式の時点では、まだ受験の結果が発表されておらず、進路が確定していない場合も。
受験生の前ではタブーとされる「落ちる」「すべる」などの言葉も使わないよう配慮が必要です。
どんなシーンで贈る言葉?場面別に適した表現法
卒業メッセージと一言で言っても、どんなシーンなのか、生徒と先生の関係性はどうかなどで、贈る言葉は様々に考えられます。
次に、先生と生徒の関係性や代表的なシーンをまとめています。
それぞれのシーンには、どのような卒業メッセージが適しているのかも紹介するので、要チェックですよ!
【先生と生徒の関係性】クラス担任かその他の教員か?
クラス担任でない先生も、PTAの広報紙や学校だより、学級だよりで卒業生へ向けたメッセージを求められる場合があります。
部活やクラブの顧問をしていれば、下級生から寄せ書きのメッセージを頼まれることも。
クラス担任かどうかにかかわらず、学校の先生であれば、卒業メッセージを準備しておいて損はありませんよ。
クラス担任のあなたは、生徒の顔を思い浮かべながらメッセージを書いているところかもしれませんね。
担任の先生から、ひとりひとりに向けたメッセージ入りの色紙をもらって感動した!
最終学年を担任すると決まった時から、生徒の卒業メッセージの準備をしている先生も多いでしょう。
準備は大変かもしれませんが、生徒の心に残るメッセージになりますよ。
勤務校の異動があった時は、元担任という立場で前任校の卒業生に祝電を贈る場合もあります。
祝電を送る際に気をつけたいポイント、例文集や手作り祝電のヒントまで詳しく紹介していますよ。
【卒業メッセージの表現方法】スピーチか文章か?
スピーチなどの話し言葉か、手書きあるいは印刷の文章による書き言葉かによって、適している、あるいは避けた方がよい表現方法があります。
スピーチの場合は事前に依頼があれば、前もって準備ができますね。
スピーチの場合は持ち時間にもよりますが、長くても3分程度を目安に、なるべく短くを心がけると、飽きずに聞いてもらえます。
一方、書き言葉の場合は読んで理解できるので、四字熟語や格言など、多少難しい表現も使えます。
文章を掲載するスペースが限られる場合は、字数が少なくて済む四字熟語は有効です。
中学生以上なら、読みだけでは理解が難しい四字熟語を漢字で書いたり、英語のメッセージを書いたりが使えますね。
ただ、話し言葉でも書き言葉でも、メッセージを受け取る生徒の年齢に合わせた表現であることが重要です。
先生の贈る言葉が生徒にきちんと伝わってこそ、感動を誘う素晴らしい卒業メッセージとして心に残ります。
【タイミング】準備期間はある?即興で用意することも
卒業式は年間予定で日程も決まっているため、事前に準備をするにも計画は立てやすいでしょう。
ただ、求められてその場でメッセージを書いたり、話したりする機会は意外とあるものです。
例えば、卒業式後にクラスに戻ってからひとりひとりに改めて卒業証書を手渡す時、生徒からアルバムに一言書くメッセージを求められた時などがあります。
その時になって慌てないために、ポケットにメモを忍ばせておくなど、ある程度の準備はしておいた方がよいでしょう。
いざ書こうとする時に「四字熟語の漢字をど忘れした」「英文メッセージのつづりを間違えた」なども起こりえます。
急にメッセージを頼まれた時にも、準備がしてあれば安心できますね♪
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卒業メッセージに贈る一言ならかっこいい名言が印象的
長く受け継がれてきた名言や格言、四字熟語やことわざは、先生の思いを代弁してもらうのに最適です。
その言葉が生まれた背景、詳しい意味を添えると、生徒の心に響く卒業メッセージになりますよ。
書籍などから選んだ一言でも、どこに感銘を受け、どのように生徒に受け取ってもらいたいかを先生自身の言葉で考えておくとよいでしょう。
引用した言葉であっても、先生自身の言葉で語られるなら、より相手に深く響きますよ。
【著名人の名言】卒業後も心に残るメッセージ
偉人や著名人の名言は、たくさんの苦労を乗り越えて成功した者の言葉として聞く側に伝わります。
卒業をきっかけとして、新たな人生の局面を迎える生徒に贈る言葉にぴったりですよ。
先生から卒業メッセージとして贈りたい一言に、こんな著名人の言葉はいかがでしょう?
「人を信じよ!しかし、その百倍も自らを信じよ!」 手塚治虫
医師でありながら漫画家、アニメ監督に転身し「鉄腕アトム」など多くの作品で知られる手塚治虫ですが、その人生は順風満帆とは行きませんでした。
事業の倒産という挫折がありながらも、自身が自分の味方となって制作を続け、「ブラックジャック」など誰もが知る名作を次々と世に送り出しました。
「最後まで努力をするってのが、本当の生き甲斐ではないでしょうか。」 手塚治虫
また、大変な病床にあっても、決して漫画の制作をやめなかったと言われています。
自分の味方は常に共にいるというメッセージと、挫折しても努力を諦めない気持ちが大切と、手塚治虫の言葉は伝えてくれます。
「人の世に道は一つということはない。道は百も千も万もある」 坂本龍馬
学校では1つの正解にたどり着くための勉強をしてきましたが、これからの人生に「唯一の答え」はありません。
正解が1つしかないと思いこんでいると、一度失敗するともうダメだと行き詰まってしまいます。
「おのおの、その志のままに生きよ。」 坂本龍馬
道は1つではなくたくさんあると知っていれば、誰がなんと言おうと、自分の信じるところに従って行動していけるものです。
視野を広く持ち、自分の意志で人生を切り開いていく大切さを、坂本龍馬の言葉は伝えてくれます。
誰もが知っている著名人の言葉は、生徒にも親近感をもって伝わるでしょう。
先生が「好き!」「かっこいい!」と思う歴史上の人物の名言を引用してもよいですね。
【四字熟語】思いを一言で伝える!色紙に書くのもGood!
少なくとも1年間を共に過ごしてきた生徒の卒業にあたっては、先生の中には様々な思いがあふれていることでしょう。
そんな書き尽くせない思いは、四字熟語の一言に託して卒業メッセージを贈りましょう。
限られたスペースに収められるので、生徒に贈る色紙やカードに書くのにも重宝します。
筆文字が得意な先生なら、色紙に毛筆で書いてもかっこいいですね!
四字熟語辞典などを活用すると、卒業式だけでなく、様々な場面にぴったりの四字熟語が見つけられますよ。
融通無礙(融通無碍とも書く。読み:ゆうずうむげ)
→考えや言動が何ものにもとらわれることなく、自由であること。
座右の銘として先生自身が目指したい姿や、生徒にこうあって欲しいと願うメッセージとして使えます。
型にはまらないタイプの生徒に対し、性格面を一言で表す言葉として贈るのもありです♪
創意工夫(読み:そういくふう)
→新しいものやうまいやり方をあれこれと考えること。
他の人と同じではなく、自分自身で様々なやり方を試していって欲しい、ひいては人生とは自分で作ってこそだと伝えるメッセージです。
紹介した以外にも四字熟語はたくさんあるので、生徒ひとりひとりに向けて選ぶのも素敵ですね。
【英語メッセージ】中学生以上に!筆記体がかっこいい
英語のメッセージのメリットは、日本語で書くと堅苦しくなったり、逆に簡単すぎたりする一言も、英文にすると見栄えがすることです。
英語のメッセージの意味を深く知ってもらうには、中学生以上の生徒に贈るメッセージとして使うのがよいでしょう。
英語のメッセージを小学生に向けて贈りたい時は、日本語の意味も添えると親切です。
生徒からアルバムのフリーページにメッセージを求められた場合でも、筆記体でさっと書くとかっこいいですよ♪
ここからは、SNSで見つけた素敵な卒業メッセージをご紹介します。
There is nothing wasteful in life!
→人生に無駄なことは1つもない!
成功も失敗も挫折もくぐり抜けてきた、人生経験豊富な先生からの言葉なら、より深く心に響きますね。
The world’s a playground.
→この世界は遊び場。
辛いことがあって落ち込んだ時でも、前を向く勇気をくれる言葉です。
英語の卒業メッセージとなると難しく考えがちですが、先生自身が好きな映画のセリフから引用するのも素敵です。
卒業メッセージに一言で面白いユニークなものは?
素晴らしい感動の言葉は他の先生方に任せて、くすっと笑える面白い卒業メッセージを贈りたい!
卒業メッセージに定番の人生の先輩としての訓示もいいけど、しんみりするのは苦手、明るくお祝いしたい場合もあります。
面白い授業で盛り上げてきた先生なら、持ち前のユーモアを発揮して生徒を笑わせるのも得意でしょう。
特に若手の先生やクラス担任ではない教員であれば、面白い一言メッセージを贈るのも1つの手ですよ。
【行事の思い出の曲】著作権に配慮も必要
著作権に配慮が必要ですが、学校行事で使った思い出の曲の歌詞を、卒業メッセージに添えるのもよいですね。
運動会のダンスで踊った曲、合唱祭で歌った曲のほか、その時のヒット曲で友情や希望をテーマにした曲から選んでみてはいかが?
思い出の曲を引用すれば「あの時の曲だ!」と生徒が気付くのも面白いものです。
こちらはSnow Manの曲「Be Proud!」の歌詞を一部引用した黒板アート。
前向きな歌詞が勇気を与えてくれるような気持ちにさせてくれます。
小・中・高校と多感な時期によく聞いていた曲は、その後の音楽の好みを形作ると言われています。
卒業当時のヒット曲なら、将来にわたって聞き続けるお気に入りの曲になるかもしれませんね。
いわゆる卒業ソングにこだわらず、先生のお気に入りの曲の歌詞を引用するのもよいでしょう。
ただし、一般に公表された歌詞などの著作物を引用する場合は、以下のような注意が必要です。
特に卒業文集などの印刷物として多数に配布する場合は、全文を引用する時は作者に許諾が必要になります。
歌詞を引用したい場合は、一部分のみをどこから引用したかが分かる形で使用しましょう。
【ユーモアを感じる卒業メッセージ】笑顔で門出を祝う
学校にまつわるものをアレンジしてみる、表記を変えてみると、面白いユーモアのある卒業メッセージができますよ。
卒業という別れの寂しさをユーモアで包めば、笑顔で生徒たちを送り出せます。
例えば、学校と言えば切っても切れない宿題を使って、こんなメッセージはいかが?
先生からの最後の宿題は「幸せになること」
宿題といえば毎日大変だったという生徒でも、こんな課題なら一生をかけてじっくり取り組めそうです。
また、こんな面白い一言メッセージもありますよ。
To be,To be,Ten Made To be.
一見英文のようですが、ローマ字読みをすると「飛べ、飛べ、天まで飛べ」と読めます。
英語が得意な生徒ほど、和訳しようとして頭の中が「?」でいっぱいになってしまいます。
タネ明かしされれば「そういうことか!」と思わず笑みがこぼれますね。
ユーモアのある面白いメッセージは、思いつくのに難易度は高いものの、生徒の印象に残りやすいというメリットも。
くすっと笑えるような面白い一言を思いついたら、ぜひ卒業メッセージに使ってみてください。
同窓会のたびに生徒達の間で、思い出話に花が咲きそうですね♪
【卒業メッセージの感動の一言】手作りでずっと残せる
生徒にとって先生からもらう卒業メッセージは、卒業式当日だけではなく、将来に渡って勇気を与え続ける言葉になります。
先生という立場になれば、何度も卒業生を送り出す側になるでしょうが、生徒にとっては卒業学年の担任の先生はたった1人です。
生徒にとって、先生からもらったメッセージは、折に触れて見返す自分自身を奮い立たせる言葉になります。
また保護者にとっても、卒業時の先生方の一言は感動を誘うものです。
卒業メッセージは生徒や保護者を感動させることを狙うものではありませんが、いつ見ても勇気を与えられるような一言を選ぶとよいでしょう。
生徒の心に残る先生からの感動的な卒業メッセージ
生徒にとっては先生自身の言葉でつづられたメッセージが特に嬉しいものです。
長所をうまくとらえて表現した一言メッセージは、将来にわたって生徒を勇気づける言葉になりますね。
こちらは保護者の感想ですが、学校で頑張っている生徒を先生はしっかり見守ってくれていたと分かる、素敵な一言メッセージですね。
先生にとっては指導面で手を焼いた生徒でも、短所は長所の裏返しだと受け入れてくれたと分かるメッセージが喜ばれます。
現役教師おすすめの卒業メッセージ手作りアドバイス
生徒ひとりひとりに向けた卒業メッセージを贈りたいなら、色紙や手作りカードがおすすめです。
アルバムや卒業証書と一緒にずっと保管してもらえるので、見返すたびにいつでも感動がよみがえります。
卒業式間際は何かと多忙を極めますが、簡単にできるアイディアなので時間がないというあなたでも大丈夫!
現役教師もおすすめしている、卒業メッセージを手作りするヒントを紹介します。
【時間がある時向け】手形入り色紙で生徒の成長を実感
生徒の手形を押した色紙に、先生からのメッセージを一言添える、現役の小学校の先生のアイディアです。
生徒たちの手形を使うので、サプライズという訳にはいきませんが、卒業制作として授業の一環で取り入れてみるのもよいですね。
小学生の時の手形を残しておけば、将来見返した時に成長を実感できる感動の色紙になりますよ。
【時間がない時向け】一言書くだけ!メッセージカード
市販の名刺サイズのカードに一言メッセージを書くだけでも、先生からの素敵なプレゼントになりますよ♪
手作りカードの作り方は「一歳誕生日のお祝いメッセージ祖父母編♪孫へ想いが伝わる書き方と文例!手作りカードの作り方も」の記事で紹介!
小さめのカードでも先生の手書きなら、感動のメッセージは生徒にしっかり伝わりますよ。
画用紙をカードサイズに切って、マスキングテープなどでデコレーションしても、簡単なのに華やかな見栄えになります。
雰囲気を出すなら、あえて筆ペンで書くと手書きの温かみが感じられますね。
耐水性・速乾タイプの顔料インクで、乾くまで待つ時間も省けます♪
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卒業メッセージに一言で先生から贈る言葉のまとめ
- お祝いの気持ちと生徒の将来への期待を先生からの言葉で伝えることが、卒業祝いのメッセージを贈る時のポイント
- 卒業を祝う言葉、思い出や成長を振り返る言葉、今後への励ましや期待の3要素を盛り込むと、生徒に喜ばれる先生からの卒業メッセージになる
- 小学生に向けては、中学校生活への希望を込め、大きく成長したと気づかせるメッセージがよい
- 中学生向けには、これまで頑張ってきたと生徒自身が認められるよう、自己肯定感が高まるようなメッセージがよい
- 高校生に向けては、それぞれの進路を尊重し、名言やことわざを引用した将来に思いを馳せるメッセージがよい
- 卒業メッセージはネガティブな表現や忌み言葉は避け、教訓や自慢の側面が強くならないよう注意する
- クラス担任以外でも卒業メッセージを準備しておくとよく、スピーチか文章かなどで適した表現法が異なる
- 名言や四字熟語、英語のメッセージは、先生の思いを代弁するのに最適であり、先生自身の言葉で意味を一言添えると生徒の心に響く
- 著作権に配慮が必要だが、思い出の曲の歌詞の引用や面白い一言メッセージは生徒の印象に残りやすい
- 忙しい先生でも簡単に作れるメッセージカードや色紙は、アルバムなどと共に保管でき、見返すたびに感動を誘うことで将来にわたって生徒を勇気づける
卒業メッセージに大切なのは、お祝いの気持ちと生徒の将来への期待を先生自身の言葉で伝えることです。
新しい環境に向かって歩みだす生徒に、先生からの一言は勇気を与えてくれるはずですよ。
レビューも高評価で「人の前で話す機会が多い人にとってはたいへん便利」との声も寄せられています。
卒業メッセージ用だけでなく、学校生活で生徒に話す際の参考になる名言が多数掲載されています。
ネット検索では知ることのできない、名言が生まれるに至った背景も詳しく紹介されています。
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