革バッグの手入れや艶出しにニベアは使える?手順と注意点から有効性を検証

　

革バッグなど革製品の艶出しと手入れがニベアでできるという噂は本当です!

ニベアが革バックの手入れクリームの代用に使えるのは、共通して水分と油分が含まれているためです。

ニベアを革バッグ手入れクリームの代用で使うと艶出しやひび割れを防ぐ効果があります。

しかし、ニベアはボディケア用の商品のため、革バッグの手入れに使用するのはあくまでも自己責任で行う必要があります。

ニベアを手入れクリームの代用として使う際の注意点を知らないと、大切なバッグの色落ちやカビに後悔することになるかもしれません。

この記事では、ニベアと革クリームの成分の違いや手入れ方法と流れ、実際にやってみた結果を紹介します。

革バックや革製品はきちんと手入れすれば長い間愛用できるので、ぜひ参考にしてくださいね。

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革バッグ手入れクリームの代用にニベアが最適か検証

革バッグの手入れをニベアで代用することは可能です!

この噂は、どうやら人間の皮膚のケアをするクリームなら動物の皮からできた革製品の手入れにも使えるのではないかという考え方が発端のようですよ。

本当に人間のボディケアクリームで、革バッグの手入れができるのか気になりますよね。

そこで、ニベアと革クリームの成分を調べ、革バッグに使用可能か検証してみました♪

ニベアの成分

花王の「ニベアクリームc」いわゆる青缶の成分は以下の通りです。

うるおい成分	グリセリン、ホホバ油
保湿成分	ミネラルオイル、ワセリン、シクロメチコン、ラノリンアルコール スクワラン、オレイン酸デシル、オクチルドデカノール
光沢・柔軟成分	水添ポリイソブテン、マイクロクリスタリンワックス、 パラフィン、ステアリン酸Mg
安定剤	ジステアリン酸Al、硫酸Mg、クエン酸、安息香酸Na
その他	水、香料

これらの成分を水分、油分、その他に分けると以下のようになります。

水分	グリセリン、水
油分	ホホバ油、ミネラルオイル、ワセリン、シクロメチコン、ラノリンアルコール、 スクワラン、オレイン酸デシル、オクチルドデカノール、水添ポリイソブテン、 マイクロクリスタリンワックス、パラフィン
その他	ステアリン酸Mg、ジステアリン酸Al、硫酸Mg、クエン酸、安息香酸Na、香料

この表を見ると、ニベアの成分のほとんどが油分ということがよくわかりますね。

補足ですが、ニベアに含まれる油分はほとんどが石油由来のものです。

石油由来の油分は、ベビーオイルなどにも使用されるものなので、個人差はありますが肌への影響は少ないと考えられていますよ。

革クリームの成分

多くの革クリームの成分は保湿のための「水分」「油分」、艶出しのための「ロウ」、これらを混ぜ合わせるための「有機溶剤」でできています。

革クリームは水分や油分が多いと柔らかく、ロウが多いと硬くなります。

革クリームのうち、主に使われるのは以下の2種類です。

種類	特徴	相場価格
乳化性クリーム	革に水分や栄養を与え劣化を防ぐ。 水分が多く伸びやすいので初心者にもおすすめ。	1,000~2,000円
油性クリーム	革にツヤを出す目的で使用する。 水分が入っていないため硬くべたつきが残る。	2,000~3,000円

日本でよく使用される革クリームは乳化性クリームで、時間の経過とともに乾燥してしまう水分・油分を補い、ひび割れを防ぐ目的で使用されます。

例えば、乳化性クリームの中でも「M.モゥブレィ デリケートクリーム」は水分が多く含まれ、なるべく多くの革製品に対応するよう保湿要素を中心に調整し作られていますよ。

M.モゥブレィのデリケートクリームに含まれる具体的な成分は以下のようになっています。

M.モゥブレィのデリケートクリームは、他の革クリームに比べ多くの水分が含まれているため、伸びが良く柔らかいのが特徴です。

革バッグの手入れ初心者でも使いやすいため、どれを買うか迷った時におすすめですよ。

ニベアと革クリームの成分比較

ニベアと日本でよく使用される乳化性クリームの革クリームの成分を比較してみると、水分・油分が含まれる点で共通していますね。

そのため、革バッグの水分・油分を補う乳化性の革クリームとニベアは同じ要素を持っていると言えそうです。

また、専用の革クリームでも、どんな革製品にも使えるような万能なクリームはありません。

合わない革クリームを使えば専用のものを使ってもシミになるので、ニベアを使ったからシミになるというわけではなさそうですね。

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革バッグの手入れでニベアを使う方法と注意点

ニベアで革バッグを手入れする場合の流れは、革クリームの時とほとんど違いはありません。

そこで、ニベアを使った革バッグの手入れ方法の流れを見ていきましょう。

ニベアを使った革バッグの手入れ方法

まずは、手入れに使う以下の道具をそろえます。

道具が用意出来たら、実際に手入れ方法に沿ってやってみましょう。

ニベアを革バッグの手入れに使用する際は、つけすぎるとシミになるため、少量ずつ様子を見ながら使用してくださいね。

ニベアで革バッグを手入れする時の注意点

革バッグの手入れにニベアを使用する場合、自己責任で行う必要があります。

あくまでも、ニベアは本来ボディケアを目的とした商品なので、シミになってもだれも責めることはできません。

ニベアは成分上、牛革以外はシミになりやすいという意見もありました。

そのため、革バッグの手入れをニベアでするのは、牛革に限定したほうが良いでしょう。

表面にしわ加工があるバッグも、その部分にニベアが残ってしまうため表面が滑らかなスムースレザーだけに使用するのが無難のようですね。

そもそも、革クリーム自体が革製品すべてに使える商品はありません。

デリケートな品や高価なもの、思い入れのある場合などトラブルが起きた時に後悔しそうなバッグは避けるのが無難でしょう。

また、革バッグの手入れをニベアでする場合、やりすぎるとシミやカビの原因になるので注意が必要です。

実際にニベアで革バッグを手入れした結果

ニベアを使用した革バッグを含む革製品の手入れ方法には、好意的な意見と批判的な意見の両方が見られました。

調べていて見かけた、実際に手入れにニベアを使用した場合の感想を集めてみました。

まずは、ニベアを使った手入れに好意的な意見から見ていきましょう。

ニベアを使った手入れでも効果を実感している場合が多いようですね。

次に、ニベアでの手入れに批判的な意見を見てみましょう。

ニベア独特の香りに関しては好き嫌いが分かれるため感じ方に差がありますね。

実際にニベアで革製品を手入れした反応を見てみると、一定の効果を感じている意見も多いようです。

しかし、あくまでもボディクリームの代用のため、専用の革クリームと比較すると批判的な意見も見られました。

ニベアを革バッグの手入れに使う場合、牛革やスムースレザーなどトラブル防止のためには使用できる革製品は限られます。

また、応急処置にはいいですが、専用の革クリームもそこまで値が張るわけではなく1,000円程度から購入可能なため、あえてニベアを使用する理由はないでしょう。

そのため、ニベアはあくまで代用品として考え革バッグの手入れにはやはり専用の革クリームを使うのがいいですね。

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革バッグの手入れクリームのおすすめ

革クリームは専用の物でも、製品との相性があります。

使用したい素材に合わせて選べば失敗が減らせ、大切な革バッグにシミができる心配が防げるので安心ですね。

ここでは、初心者でも使いやすいおすすめの革クリームを2つご紹介します!

コロニル「1909シュプリームクリームデラックス」

1909年にドイツで誕生したレザーケアブランドのコロニルが販売している革クリームです。

革への浸透力が高いシダーウッドオイルやラノリンなどの天然オイルを配合した最高級の栄養クリームで、フッ化炭素樹脂が配合されているため撥水効果も期待できます。

ツヤ感のある仕上がりのため、マットな質感のスムースレザーには適さないため注意してくださいね。

革内部まで潤いを与え深みのあるツヤを生むため、ツヤ有りのスムースレザーのバッグの手入れにおすすめですよ。

M.モゥブレィ「デリケートクリーム」

M.モゥブレィのデリケートクリームは、スムースレザーの製品全般に使用可能な栄養・保湿クリームです。

水分が多く配合されているため伸びが良く、油分が少ないためべた付かず自然に仕上がるため、革バッグの手入れにおすすめです。

手入れ初心者にも使いやすいおすすめの革クリームですよ。

革バッグの手入れクリームはニベアで代用できるかのまとめ

• 革バッグの手入れはニベアでもできるという噂は本当
• ニベアと乳化性の革クリームはともに水分と油分が多く含まれている点で似ている
• 革バッグをニベアで手入れする方法は、革クリームを使用した場合と流れは変わらないが、つけすぎや頻度が多いとシミやカビの原因になるので注意が必要
• 実際にニベアで革製品を手入れしたケースでは、好意的な意見と批判的な意見の両方が見られた
• 革バッグの手入れにニベアを使うと、一定の効果がみられるが、あくまでも緊急時などに代用品として使うのがおすすめ
• 革バッグの手入れにおすすめな革クリームはドイツのコロニル「1909シュプリームクリームデラックス」とイタリアのM.モゥブレィ「デリケートクリーム」の2つ

ボディケアクリームのニベアで、革バッグを含む革製品の手入れができるという噂は本当でしたね!

しかし、愛用品にシミができて後悔することが無いように、緊急時以外は専用の革クリームを使いましょう。

革バッグは手入れをして使えば使うほど味が出てくるアイテムなので、正しいケアをして革の変化を楽しんでくださいね♪

M.モゥブレィのデリケートクリームは、伸びが良くムラやシミになりづらいのが特徴です。

その使いやすさから、手入れ初心者からプロの愛用者まで幅広く人気の高い商品ですよ。

他の革クリームとの併用もできるので、日常の手入れや革の状態が気になった時の念入りなケアにも、1つあればどちらにも使いやすく重宝しますよ。