久しぶりに履こうと思っていた靴にカビが生えていたら、とてもショックですよね!
親戚のお葬式に黒いパンプスを履こうと思ったら、カビが生えてた~。
急いでカビを取りたいんだけど、100均のカビ取りスプレーって使えるのかな?
残念ですが、100均のカビ取りスプレーは靴に使えないんです!
100均のカビ取りスプレーでお手入れをするとあなたの大事な靴が傷んでしまう可能性があります。
この記事では、100均のカビ取りスプレーが靴に使えない理由や正しいお手入れの仕方、カビを生やさない保管方法を紹介します。
靴を長持ちするためには防水スプレーをかけることもおすすめです。
ついつい濡れた靴を放置して、カビが生えてしまうこともありますよね。
あらかじめ防水スプレーをかけておけばそんな心配もありません!
それに、ホコリや油分からも靴を守ってくれるのでおすすめですよ♪
100均のカビ取りスプレーが靴に使えない理由
靴に限らず、革製品に100均のカビ取りスプレーは使えません。
また、スエード靴やスニーカーのような布製の靴にもおすすめ出来ません。
なぜなら、100均のカビ取りスプレーに含まれている「次亜塩素酸ナトリウム」という成分が革製品の色を変色させてしまうからです!
カビ取りスプレーの種類とメリット・デメリット
ここでカビ取りスプレーの種類について紹介します。
カビ取り剤 | 成分 | 液性 | メリット | デメリット |
塩素系カビ取り剤 | 次亜塩素塩酸水酸化ナトリウム界面活性剤 | アルカリ性 | ・殺菌力が強い ・短時間で終わる | ・刺激臭がする ・衣服や肌を傷める可能性がある |
酸素系カビ取り剤 | 過炭酸ナトリウム | 弱アルカリ性 | ・衣服や肌にダメージが少ない ・危険が少なく、扱いやすい | ・時間がかかる ・殺菌力が弱い |
カビ取りスプレーは塩素系と酸素系で大きく2つの種類に分けられます。
100均やドラッグストアで売られているものは、塩素系のものが多いですよね。
塩素系のカビ取り剤の主な用途は、台所や浴室など水回りが中心です。
革やスエードなどデリケートな素材を使った靴には向きません。
大切なあなたの靴が変色したら悲しいですよね。
しかも、革の変色は自分で直すことはほとんど不可能です。
専門店で修理依頼は出来ますが、お金も時間もかかってしまいます。
このことから100均のカビ取りスプレーを靴に使うのはやめましょう。
靴のカビ取りには専用のスプレーを使います。
じゃあ、靴についたカビはどうやって取ればいいの?
靴の種類によって、おすすめのカビ取り剤があるので順番に見ていきましょう♪
革靴におすすめのカビ取りスプレー
革靴はデリケートなので、必ず専用のカビ取りスプレーを使いましょう。
おすすめのスプレーは、「M・モゥブレィ プレステージ モールドクリーナー 100ml 」です。
除菌力が高い有機ヨードの力でカビを除去と再発生を防ぎます。
カビの予防剤としても使用できるのも嬉しいですね。
ただし、爬虫類皮革には使えないので使用用途をしっかり確認してくださいね!
スエード靴におすすめのカビ取りスプレー
スエード靴は革靴以上にデリケートな素材なので、専用のカビ取り剤を使いましょう。
おすすめのスプレーは「コロニル ライニガースプレー 200ml」です。
スエード素材以外に革製品にも使えます。
またカラーレスなので、どんな色の靴にも使えるのはありがいですよね。
スニーカーにおすすめなのは重曹や酸素系漂白剤
100均のカビ取りスプレーが革靴やスエード靴に使えないことは分かりました。
しかし、スニーカーならどうでしょうか?
白色のスニーカーなら変色しないんじゃない?
100均のカビ取りスプレーなら効果も弱そうだし、使っても問題なさそう!
白色のスニーカーなら、変色しないから使えるんじゃ…と思いますよね。
しかし、長時間のつけ置きや繰り返しの使用で黄ばみが出てきてしまいます。
そして、100均のカビ取りスプレーだからといって効果は薄くありません!
他社製品と同じくらいパワーがあるので、決して使わないようにしましょう。
スニーカーはカビ取りスプレーではなく、重曹や酸素系漂白剤で丸洗いするのがおすすめです。
ちょっとしたカビなら、アルコールスプレーでふき取ることも出来ますよ。
100均のカビ取りスプレー以外の使用方法と注意点
100均以外のおすすめのカビ取りグッズを紹介してきましたが、カビを取る順序も大切です。
革靴、スエード靴、スニーカーのカビ取り方法を説明しますね。
また靴がきれいになっても下駄箱がカビていたら、靴にカビが移ってしまいます。
下駄箱のカビ取り方法も併せてお伝えします。
カビ取り方法【革靴・スエード靴】
まず、革靴とスエード靴のカビ取り方法は基本的に同じです。
靴の表面をブラッシングする時は馬毛のブラシを使用するのが良いですよ。
馬毛は毛の密度が詰まっていて、適度な弾力があります。
この「密度」と「弾力」が、カビの原因となるホコリをしっかりとかき出すのにぴったりなので丁寧にブラッシングしましょう。
馬毛ブラシは100均のものもおすすめです。
カビ取りスプレー以外の100均グッズは、後で紹介しますね。
ちなみに、布でふき取る場合は、同じ面を使用するとカビを広げてしまう可能性があります。
1度ふいたら、違う面を使用しましょう。
カビ取り方法【スニーカー】
続いて、布製スニーカーのカビ取り方法について説明します。
スニーカーの表面も馬毛ブラシを使用するのがおすすめです♪
スニーカーは丸洗いできますが、カビの除去までは出来ません。
洗った靴は必ず中までしっかり乾かしましょう!そうしないと、再びカビが発生してしまいます。
カビ取り方法【下駄箱】
ここまで、靴に使えるカビ取りスプレーとカビ取りの方法について説明しました。
下駄箱に生えたカビ取りは思っていたより簡単です。しかし、そもそもカビを発生させない下駄箱にしたいですよね。
100均にも消毒用エタノールは売っています。下駄箱のカビ取り以外にも使えるのでお家に1つあるといいかもしれませんね!
下駄箱のカビ対策には、パワーバイオシリーズの併用で更に強化を♪
下駄箱の天井にあるだけで、消臭と防カビの効果が見込めます。
こまめに交換しないといけない商品が多い中、約4ヶ月も綺麗をキープできるのは嬉しいですよね。
100均のカビ取りスプレー以外の便利グッズ
じゃあ、100均のカビ取りスプレー以外でおすすめグッズはあるのかな?
カビ取りスプレーは使えません。しかし、それ以外のシューズケアグッズは100均でも売っています。
きれいになった靴がまたカビないよう、保管方法も紹介しますね。
それでは、まず100均で購入できるグッズをご紹介します。
【ダイソー】靴ブラシ(馬毛)
ダイソーの馬毛ブラシです。シンプルなデザインで、持ち手部分が木製のため、握りやすくなっています。
靴以外に革製のカバンや財布などにも使えるのは嬉しいポイントですね♪
【ダイソー】靴専用クリーナーハンディタイプ
こちらは革靴専用のクリーナーですが、カビの原因となる汚れを簡単にとることが出来ます。
革靴の色に関係なく使えるのも助かりますね!
さっとふくだけで、ツヤが出て革靴のケアもとても楽になりますよ♪
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カビを生やさない靴の保管方法
せっかくカビ取りをしてキレイになった靴でも保管する下駄箱が汚れているとどうでしょう?
下駄箱のカビが他の靴にもうつってしまいます!
そうならないために、下駄箱のカビ取りもしっかり行いましょう。
日常的にカビの発生を予防する方法を紹介します。
どれもちょっとした方法です。除湿剤は100均にも売っていますので、さっそく買いにいってキレイな下駄箱にしましょう!
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100均のカビ取りスプレーは靴に使えるかのまとめ
- 100均のカビ取りスプレーは靴を傷めてしまう可能性があり使えないため、お手入れには専用のスプレーを使う
- 100均のカビ取りスプレーに入っている「次亜塩素酸ナトリウム」が革靴やスエード靴を変色させるため、専用のカビ取りスプレーを使う
- 白色のスニーカーに塩素系のカビ取り剤を長時間つけ置きしておくと黄ばんでしまうので、重曹や酸素漂白剤を使う
- デリケート素材の靴のカビ取りには馬毛ブラシで表面の汚れをとり、専用のスプレーでカビをふき取る
- スニーカーは丸洗いだけではカビが取れないため、表面をブラッシングし、重曹を入れたお湯に3時間つけ置きする
- 下駄箱のカビ取りは消毒用エタノールを使って、カビをふき取り、扉を開けて乾燥させる
- 100均のカビ取りスプレー以外にも靴ブラシやクリーナーなどシューズケアグッズがある
- カビを生やさないためには下駄箱に靴を入れるときは濡れたままではなく、しっかり乾かしてから入れ、除湿剤を置いて定期的な掃除をする
せっかく買った靴は大事に履きたいですよね。
ぜひ、この方法でお気に入りの靴のお手入れをしてみませんか?
カビ取りスプレーだけでなく、防水スプレーも靴のお手入れにおすすめです。
靴だけでなく、カバンや財布などの革製品にも使えるので1本持っておくと便利ですよ♪
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