ビジネスシーンでも着られるアウターは、トレンチコートぐらいしかないんだけど、冬場に着るとおかしい?
トレンチコートを冬に着るとおかしいと思う理由は「季節外れ感」が出てしまうためです。
トレンチコートの表生地には綿素材が使われることが多く、ウールコートのような起毛がないため「季節感がなくおかしい」「寒い。暖かそうに見えない」と感じる場合があります。
巻物やインナーなどの小物をうまく活用すると、冬場でも見た目にも体感にも暖かくトレンチコートを着られますよ。
春・秋・冬と3シーズン活躍するトレンチコートの選び方から、長く愛用できる1着も紹介します。
トレンチコートの上からショールをかければ、まるでウールコートを羽織ったかのような暖かさ!
ふっくらとしたウール地で、肩掛けしてもずり落ちにくいのが嬉しいポイントです♪
ちょうどいい手元の位置に大きめのポケットが付いているので、寒い冬でも手袋いらず!
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トレンチコートは冬に着るとおかしい?季節外れ感を払拭
トレンチコートを冬に着るのはおかしいの?
トレンチコートを冬に着ていてもおかしいことはありませんが、季節外れな装いに見えると、相手に違和感を抱かせる場合も。
トレンチコートはもともと、防寒・防水を目的として戦場で使われてきたオーバーコートの1種です。
トレンチコート独特のデザインは、戦場で戦い抜くためのディテールが今にも残っているもので、防寒のための工夫も随所に凝らされています。
季節外れ感が出ない着こなしを知っておけば、トレンチコートを寒い冬でも暖かく着られますよ♪
「こんなトレンチコートは寒々しく見える」というポイントを回避して、冬でも自信をもってトレンチコートを着こなしてくださいね!
【生地】風ではためくような薄い素材を避ける
風ではためくほど薄い生地は体温を保てないばかりか、安っぽさを感じさせて貧相に見えてしまい、冬に着るのは不向きです。
トレンチコートを冬に着るとおかしいと感じる理由に、春先に着るスプリングコートと混同していることが挙げられます。
春先には軽やかに見えて素敵なスプリングコートも、寒い時期に着てしまうと季節外れ感を抱かせてしまいます。
トレンチコートのデザインを取り入れたスプリングコートも販売されているので、セール品などを購入する際は注意が必要です。
あなたの持っているトレンチコートが、秋冬に購入したものか、ライナーと呼ばれる裏地がついたものであれば、寒い時期に着ても大丈夫でしょう。
ライナーに関しては後で詳しく解説します。
【色合い】パステルカラーや淡い色は季節感が限られる
ピンクや水色、淡いベージュなどのパステルカラーや淡い色は、秋冬に着ると季節外れ感が出てしまいます。
特にスプリングコートとして販売されているトレンチコートは、春の季節感を演出する色合いが多くなります。
秋冬に販売されているトレンチコートでも、まず1着持つなら季節感を問わない色合いを選ぶのがベターです。
濃い目のベージュやネイビーなどのベーシックな色合いの1着を持っておいて、小物の色使いで季節感を演出するとよいでしょう。
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次はトレンチコートを冬でも温かく着るための方法を具体的にご紹介していきます。
トレンチコートを冬に着るのは寒い!暖かい着こなし方
生地が薄くなく、色も淡くないなら冬でも着られると分かったけど、トレンチコートだけは寒いよね?
確かに冬場にトレンチコート1枚だけでは防寒対策として不十分でしょう。
ただし、小物をうまく取り入れると、トレンチコートを冬でも暖かく着られますよ。
小物を取り入れる場合は、次のポイントを押さえるとよいでしょう。
寒い冬でも着心地よく快適に過ごせるよう、役立つ小物を紹介していきます。
【マフラー・ストール】巻物で見た目にも暖かい
冬にトレンチコートを着るときに取り入れたい小物の筆頭が、マフラーやストールといった巻物です。
冬場の防寒対策として、首・手首・足首の「3首」を温めるとよいと聞きますよね。
首・手首・足首は皮膚が薄い上に太い血管が体の表面を通っているため、外気温の影響を受けやすいと言われています。
首元にマフラーやストールを巻くだけで見た目に暖かそうなだけではなく、体感温度が3~4度も上がることも!
一般的に熱は上昇して移動する性質があり、衣服の襟元が開いていると体温が逃げてしまいます。
巻物でコートの上から首元をしっかり保温すると、全身を暖かく保てますよ。
巻物を選ぶなら、私のおすすめはカシミヤ素材!
カシミヤ素材の巻物は軽くて暖かい上に、思わず頬ずりしたくなるようななめらかさ!
カシミヤは保温性の高い繊維なので、生地が薄くても暖かさを逃しません。
ウールの巻物はチクチク感じるお肌のデリケートなあなたでも、カシミヤなら優しい肌触りを堪能できますよ♪
【インナー】天然素材を使ったタイプは汗冷えしにくい
寒い冬に必需品の暖かいインナーを活用すれば、着ぶくれせず寒さを防げますね。
皮膚から出る湿気を吸収して熱を発する化学繊維を使用したインナーが人気ですが、寒い屋外ではちょうどよくても、暖房のきいた室内では暑すぎることも。
寒暖差が大きい場合は、吸湿発熱タイプよりもシルクやウールといった天然素材のインナーの方が体温をコントロールしやすいんです。
シルクやウールのような天然素材のインナーなら、肌表面の湿度を快適にコントロールしてくれます。
暖房のきいた部屋で汗ばんでしまっても、汗冷えを防止してくれます。
天然素材は、化学繊維と比べても静電気が起こりにくいのも、乾燥する冬場には嬉しいですね。
【インナーダウン】ベストで冷気を通さず肩まわりが楽
コートの中にダウンベストを着ると、生地内部の羽毛が空気の層を作ってくれるので、外からの冷気を通しにくく、暖かさを逃しません。
より暖かさを実感するなら、体にフィットするぴったりサイズを選びましょう。
袖なしのベストタイプを選べば、コートと重ねても肩まわりが窮屈になりませんよ。
また、コートの丈より少し短いくらいのひざ上丈にすると、冷えやすい腰から下半身にかけて冷気をシャットアウトしてくれます。
シンプルなデザインを選べば、オフィスで肌寒い時にもサッと羽織れますよ。
トレンチコートを冬に着るならレディースのおすすめは?
冬にも着られるトレンチコートを探すなら、次の4つのポイントを押さえておきましょう。
多くのメーカーから様々なトレンチコートが販売されていますが、長いシーズン着ようと思うと条件が絞られてくるもの。
トレンチコートに限らず、アウターは頻繁に買い替えるものでもなく、何着も数を多くそろえるものでもありませんよね。
失敗しない選び方をチェックしておけば、1着のコートを大切に着続けられますよ!
よいトレンチコートを選べると、冬だけでなく春、秋、梅雨の寒い時期などにも活躍すること間違いなしです。
【ライナーから選ぶ】温かさを保ち風を通さない裏地は必須
ライナーとは、キルティング生地やフリースなどの起毛生地、ウール生地などを使用したトレンチコートの内側につける、着脱可能な裏地のことです。
多くのトレンチコートは、表生地が綿やポリエステルなどの保温性がさほど高くない素材なので、冬にもトレンチコートを着るなら、ライナーは必須です!
ライナーの役割は外側からの風を通しにくくし、体温を奪われないように保温すること。
一方、注意しておきたいのが、ライナーは付属してさえおけばいい訳ではありません。
ライナーの素材に注目すると、寒い時期でもより暖かく着られるトレンチコートが見つかりますよ!
キルティングタイプなら、中綿に発熱する綿やダウンが入っていれば、より保温性がアップします。
また、ウールや起毛素材のライナーなら手触りも暖かいので、着た瞬間にヒヤッと冷たい感覚がありません。
ライナーのメリットは何といっても、気温に合わせて着脱ができること。
春先や梅雨寒の時期にトレンチコートを着る場合は、ライナーを外せばいいのね!
【生地から選ぶ】ハリのある素材でペラペラ感を払拭する
3シーズン着られるトレンチコートを選ぶなら、目の詰まったハリのある生地がおすすめ。
冬場に薄手の生地のトレンチコートだと、寒いのにスプリングコートを着ているように見え、季節外れな感じになってしまいます。
春先は薄手の生地が風になびく様子も素敵ですが、秋冬にも着る場合は薄手の生地だと「ペラペラ感」につながり、安っぽい雰囲気に見えることも。
加えて、生地に撥水加工がされていると、レインコート代わりとしても着用できます。
撥水加工の生地なら、ちょっとした雨の時は水滴がコロコロ転がり落ちてくれるので、コートが濡れにくくなっています。
【カラーから選ぶ】通勤にも使える落ち着いた色が万能
ビジネスでもプライベートでも合わせやすい色を選べば、1着のトレンチコートをシーンに合わせて着まわせますよ。
トレンチコート定番色の濃い目のベージュが一般的ですが、グレージュやネイビー、グレーを選んでも素敵ですね。
上記に挙げた色なら、どれを選んでも季節感を問わず活躍してくれますよ。
通勤にも使える落ち着いた色を選ぶと、冬場に寒々しく見えることもありません。
一方、黒なら冠婚葬祭にも使えて便利そうですが、季節によっては色合いが重すぎると感じることも。
カーキやブラウンはカジュアル感が出過ぎるので、ビジネスシーンにも使いたいなら避けた方がよいでしょう。
サンドベージュのような、赤みも黄みも控えめな明るいベージュはスプリングコートのように見えてしまう可能性も。
落ち着いたダークカラーのストールやショールを活用して、コートが見える面積を少なくすれば、冬にも活躍させられますよ!
【袖付けから選ぶ】ラグランスリーブなら重ね着でも窮屈しない
冬場にトレンチコートを着るなら、先ほども挙げたインナーダウンを併用したり、ジャケットの上から重ね着したりも多いでしょう。
ラグランスリーブという袖付けを選べば、腕や肩まわりに余裕があるので、重ね着しやすくなります。
一般的なジャケットの袖付けは、セットインスリーブと呼ばれるものです。
セットインスリーブのジャケットの上にコートを着る場合、同じ袖付けだと肩まわりに服の縫い目が重なり、窮屈さや動かしにくさを感じます。
袖付けの違いは意外と盲点ですが、見た目ですぐに見分けられますよ。
トレンチコートを選ぶ際は袖付けがどのようになっているか、ぜひ注目してみてくださいね。
レディースにおすすめのトレンチコートブランド3選
選び方が分かったところで、ここからはレディースにおすすめのトレンチコートブランドを紹介していきます。
女性らしいトレンチコートを選ぶ時は、シルエットに注目して、ウエストから下の広がりがキレイかチェックしましょう。
裾が適度に広がったデザインを着ると、対比でウエストが細く見える効果が♪
シルエットにもこだわって選ぶと、トレンチコート姿がより素敵に見えますよ。
【STANZA DOLCE】クラシカルなミモレ丈がエレガント
楽天ランキングのトレンチコート部門で1位獲得の人気ブランドに、待望のライナー付きが新登場!
「ヒョウ柄×無地」か「チェック柄×キルティング」の2種類から選べるリバーシブルで使えるライナーが付属します。
袖のベルトを絞ってキャンディスリーブにしたり、ウエストのベルトを結んで美しいフレア感を出したりと、女性らしいスタイリングが叶います。
長めのミモレ丈が、クラシカルでエレガントな雰囲気を醸し出してくれますよ♪
【アナトミカ】細部にまでこだわった正統派デザイン
こちらはトレンチコート独特のデザインを余すことなく盛り込んだアナトミカの1品。
トレンチコートならではのディテールを妥協せず取り入れた、まさに正統派ブランド!
高密度に織り上げた生地が放つ玉虫色の光沢は、ハイブランドのトレンチコートにも負けない存在感です。
長く愛用できるトレンチコートを持ちたいあなたにおすすめです。
【beautiful people】サイズが豊富で作りも本格的
正統派デザインのトレンチコートが欲しいけど、合うサイズがないというあなたにおすすめのブランド。
素材やディテールも妥協なく作りこまれており、手にとればきっと満足できるはず。
beautiful peopleのコンセプト「大人のための子ども服」のとおり、120cmから180㎝の豊富なサイズ展開。
小柄だけれど、本格的なトレンチコートが欲しいというあなたの願いを叶えます♪
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トレンチコートは冬に着るとおかしいかのまとめ
- トレンチコートを冬に着てもおかしいことはないが、季節外れ感が出ない着こなしで暖かく着られる
- 生地の薄いスプリングコートは体温を保てず冬に着るのは不向きだが、秋冬に販売されるライナー付きのトレンチコートであれば、寒い時期に着てもよい
- パステルカラーや淡い色は、秋冬に着ると季節外れでおかしいが、濃い目のベージュなどが、小物の色使いで季節感を演出できておすすめ
- トレンチコートを冬でも暖かく着るために「暖かそうに見える」「体温を逃がさない」「冷気から体を守る」の3点を押さえた小物使いがよい
- 肌ざわりのよいカシミヤなどの巻物、天然素材のインナー、ダウンベストを活用すると、外からの冷気を通しにくく、暖かさを逃さない
- 3シーズン着られるトレンチコートは、ライナー付き・薄すぎず落ち着いた色の生地・重ね着しやすい袖付けを選ぶとよい
- ライナーはトレンチコートの内側につける裏地のことだが、季節に合わせて着脱できる
- 腕の可動範囲が大きい袖付け法であるラグランスリーブは、腕や肩まわりに余裕があるので、コートの下にジャケットなどの重ね着がしやすい
- ウエストから下の広がりがキレイだと、対比でウエストが細く見える効果があり、女性らしいトレンチコートを選べる
ビジネスシーンにも最適なトレンチコート、冬場にも暖かく着られると活用の幅も広がりますね。
小物をうまく併用すると、季節外れでおかしいこともなく、見た目にも体感にも暖かい装いができますよ。
あなたのお気に入りトレンチコートを長く愛用できるヒントになれば幸いです。
包み込まれるようなウールの大判ショールは、コートの着るほどではない季節にも大活躍!
トレンチコートに重ねてもなじむ色や、きれいな差し色もそろっています。
ホームクリーニングできるウール地なので、お気に入りのトレンチコートと共に、長く愛用できますよ。
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