新札になれば旧札はどうなるの?交換しないと使えないことも?
新札になってもこれまで通り旧札を使えますが、両替して新札に交換する方が良いでしょう。
新札発行から時間がたつと精算できない機械や「偽札を疑われ会計に時間がかかった」ということも考えられるため、両替しておくと安心です。
家のタンスなどにあるお札も両替しておくと、いざという時や相続の際に困らずに済みますよ。
新札は、おおよそ20年に1度発行されます。なぜ新札へ変わるのか、旧札との違い等、発行に関する情報をお伝えします。
是非、この記事を読んで「新札になれば旧札はどうなるんだろう」という疑問を解決してくださいね。
20年に一度変わる紙幣を、記念にとっておくのはいかがですか?
アルバムを使えば、折れたりシワになったりせず、綺麗に保存が出来ますよ。
「初めて一人暮らしをする時、親にもらった」「初めて自分で働いて稼いだ給料」等、あなたにとって思い出の紙幣を貯金感覚でコレクションするのもおすすめ♪
新札になれば旧札どうなる?使えないことも?
新札になれば旧札はどうなるんだろう。旧札が使えないのはどんな時かな?
新札が発行されても、旧札は今までと変わりなく使えます。
1万円は、価値が下がることなく同等の額として使用できるので安心してください。
ここからは、新札になれば旧札がどうなるのかについて詳しく紹介していきます。
新札になれば関連した詐欺が増えることも想定されるので、注意しましょう!
新札発行で何が変わるのか
新札が発行されても旧札は使えるので、特に何かが変わることはありません。
新札発行後、旧札はいつまで使えるんだろう?
旧札に使用期限はないので、最も古い年代では明治18年に発行された紙幣も使えるんです。
旧札はどうなるのかな?新札に交換しないと使えない?と思っていたけど安心ね!
財務省のホームページでは、現在日本では発行されていない紙幣のうち使用可能な18種類が紹介されていますよ。
ただし、政府が法定に基づき特別な処置をした場合、旧札は使用できなくなります。
新札が出るとしばらくは旧札と混ざり使用されますが、徐々に変わっていくとイメージしてくださいね。
旧札が使用できない!?注意したい場面
新札が発行されても今まで通り使用できる旧札ですが、発券機などでは使えない場面が発生する可能性があります。
自販機などで「新500円玉は使用できません」という表示を見たことがありますよね。
発券機や精算機、店舗のレジなども、徐々に新札対応の機器に変更されます。
その為、旧札に対応しない機器が登場する可能性が考えられます。
逆に、新札に対応していない機器もあるので、事前に調べ使用できる紙幣を用意すると安心ですよ。
新札発行で想定される詐欺
新札が発行されることで想定される詐欺には「振り込め詐欺」などがあります。
ここでは、財務省も注意喚起を行っている「振り込め詐欺」について具体例を紹介します。
新札が発行されても旧札は今まで通り使用でき、1万円は1万円のまま、価値は変わりません。
あらかじめ知っていれば詐欺に注意出来るので、あなたの身近な高齢者に是非教えてあげてくださいね。
紹介した具体例以外にも考えられるので、十分注意し、不審に思った場合は最寄りの警察へご相談ください。
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新札になれば旧札は発行されない?偽造防止のデザインとは
新札になれば旧札は発行されなくなるのかな?なぜ新札が発行されるの?
新札は偽造防止のためにおおよそ20年毎に発行され、旧札は新たに増刷されません。
紙幣には、偽造防止の技術がたくさん使用されてます。
「新札になれば旧札はどうなるか」と不安になっていたのに、使用できるとわかれば何のために発行されるか気になりますよね。
今回は、ユニバーサルデザインに対応している紙幣が発行されるのも大きな違いです。
ここからは、新たな偽造対策や新札と旧札の違いを紹介していきます。
偽造防止対策として、世界で初めて採用される日本の最先端の技術が入っているので、チェックしてみてくださいね!
日本の最先端技術による偽造防止対策
新札になれば旧札と違うところはあるのかな?
新札は、世界で初めて紙幣に採用されるホログラム技術で、偽造対策がさらに強化されています。
おおよそ20年毎に新札が発行されるのは、毎回新たな最新技術の導入で偽造対策を強化するためです。
世界で初めて紙幣に導入されるホログラムは、実際見るのが楽しみですね。
新札がでたら、旧札と見比べてみるのも面白いですよ。
ユニバーサルデザインを採用
新札と旧札の大きな違いは、ユニバーサルデザインの採用です。
ユニバーサルデザインとは、誰でも同じように使いやすくデザインされたもので、今回の新札にも採用されています。
指の感触で紙幣の額を認識できれば、目の不自由な方も使用しやすいですよね。
紙幣の金額表示を大きくすることも、高齢者には嬉しい配慮です。
新札が発行されたら、識別できるマークを指で触って、ユニバーサルデザインを体感してみるのも良いですね。
新札の肖像は?選ばれる基準について
紙幣に描かれる人物には、財務省が発表している基準があります。
今回、新札に描かれている表と裏のデザインも変更になりました。
新札(表) | 旧札(表) | 新札(裏) | 旧札(裏) | |
1万円 | 渋沢栄一 | 福沢諭吉 | 東京駅(丸の内駅舎) | 鳳凰像 |
5千円 | 津田梅子 | 樋口一葉 | フジ(藤) | 燕子花図 |
千円 | 北里柴三郎 | 野口英世 | 富嶽三十六景 | 富士山と桜 |
財務省が発表している、紙幣に選ばれる基準は4つです。
- 偽装防止の為、できるだけ精密な写真があること
- 人物の絵や写真に品格があり紙幣にふさわしいこと
- 人物が国民に広く知られ、業績が認められていること
- 上記の条件を全て満たしている明治以降の人物であること
今回紙幣に選ばれた3人も、上記の条件を満たし日本の発展に貢献していることが認められた人物です。
新札に描かれる人物と金額をあらかじめチェックしておくと、手にした時にわかりやすいですね。
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新札になれば旧札は両替した方がいい理由と3つの方法
新札になれば旧札は両替した方がいいの?使えるならそのままでもいいよね?
新札が発行されても旧札は使用できますが、新札に両替はしておいた方がいいです。
家に保管してある現金も忘れずに両替しておくのがおすすめですよ!
新札になれば旧札を両替した方がいい理由は、今後スムーズに現金支払いをする為です。
ここからは、新札になれば旧札に両替した方がいい理由と方法を詳しく紹介します。
旧札を新札へ両替した方がいい理由
新札へ両替した方がいい理由は、券売機等、旧札を使用できない機器が出てくる可能性があるからです。
旧札は、今まで通り使用できますが、対応していない機器が出てくれば精算できません。
また、時間がたつと、旧札での支払いは偽札を疑われ時間がかかってしまうこともあります。
自宅で管理している旧札を両替しておけば、いざという時や、相続の際に困らなくて済みます。
もし、あなたの親や祖父母が自宅で保管している現金があるようなら、両替することをおすすめしてくださいね。
旧札から新札への両替方法3つ
旧札から新札への両替方法は、主に3つあります。
新札への両替方法を、それぞれ、詳しく見ていきましょう。
事前に注意することなども紹介しているので、スムーズに両替できますよ♪
【銀行の窓口】銀行員が対面で対応!
新札から旧札への両替は、銀行の窓口でも対応しています。
銀行では「両替依頼書」に金額や枚数などを記入し、旧札と共に窓口へ提出します。
わからないことがあれば、すぐに銀行員に聞けるのも安心ですね!
多くの銀行で、下記のようなパターンで手数料がかかります。
紙幣の枚数 | 手数料 |
1枚~10枚 | ・口座を持っている場合→無料 ・口座を持っていない場合→有料 |
11枚以上 | 有料 |
両替には手数料がかかりますが、銀行によって異なるので、事前に確認しましょう。
枚数が多い場合は、事前に両替する銀行へ相談しておくと、スムーズにできますよ。
日本銀行とゆうちょ銀行では、窓口での両替はしていないようなので注意してくださいね。
【両替機】キャッシュカードや両替機カードが必要
新札への両替は、銀行内のATMコーナーにある両替機でも行えます。
両替機に旧札を入れて、両替したい紙幣や種類をタッチし、画面の指示に合わせて操作してください。
両替機を使用するには、設置してある銀行のキャッシュカードが必要な場合が多いです。
また、枚数によっては両替機のカードに現金をチャージして、手数料を支払う必要があります。
紙幣枚数 | キャッシュカード | 両替機カード |
1枚~10枚 | 無料 | ・1回目 無料 ・2回目以降 300円 |
11枚~500枚 | 利用できない | 400~500円 |
銀行によって、手数料が異なるので、事前に確認しておくと安心です。
両替機では、1度に両替できる枚数は1000枚までとなっているので注意しましょう。
【ATM】タイミングによっては両替できないことも
ATMへ一度入金し、再度引き出し新札へ両替する方法です。
手数料は、キャッシュカードの種類や時間帯、設置されている場所によって異なりますが、比較的安く抑えられます。
タイミングによっては、再度旧札が出てくる可能性もあるので注意しましょう。
また、1度に多くの旧札から新札への両替が出来ません。
外出先で、旧札が使用できず困った時の裏技として覚えておくといいですよ♪
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新札になれば旧札どうなる?まとめ
- 「新札になれば旧札はどうなる?」と不安になるが、今まで通り使用できるので心配ない
- 新札になれば旧札の両替はしておく方が良い
- 旧札に使用期限はないが、発券機などでは使用できなくなる可能性がある
- 新札が発行されることで想定される詐欺には「振り込め詐欺」などがある
- 新札は、偽造防止のためにおおよそ20年毎に発行される
- 新札は、世界で初めて紙幣に採用されるホログラム技術で偽造防止を強化し、ユニバーサルデザインにも対応している
- 紙幣に描かれる人物には、「偽装防止の為、精密な写真がある」「国民に広く知られ業績が認められている」などの基準がある
- 旧札から新札への両替方法は、主に「銀行の窓口」「両替機」「ATM」の3つ
新札になれば旧札はどうなるのだろうと不安に思っていたあなたも、この記事で具体的にイメージできたのではないでしょうか?
もし、あなたの身近な高齢者が「旧札はどうなる?」と心配していたら、振り込め詐欺と合わせて教えてあげてくださいね。
キャッシュレス決済で支払いを済ますことが増えている今だからこそ、紙幣を保管しておくのはいかがですか?
今の紙幣を知らない世代の子ども達へ「昔はこんなお札だったんだよ」とあなたの思い出話と共に見せてあげるのも素敵ですよ。
紙幣の貯金箱代わりに、目標額を決め貯金するのもおすすめです。
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